復活した
幻の大浜大豆で
地豆腐づくり
能登半島さいはてのまち「狼煙町」。
潮風が心地よく横切るこの町で、
里山の恵み「大浜大豆」と
里海の揚げ浜式塩田が
生み出した「天然にがり」
二つが結ばれて、
狼煙の地豆腐が生まれた。
道の駅「狼煙」は
“誰でも”気軽に訪れ、
くつろげる空間と
「日本一の笑顔と美味しい」を
みんなに届けたい。
大浜大豆の
地豆腐ができるまで
大浜大豆の地豆腐は、
「道の駅 狼煙」の併設の
専用施設で作られています。
どのように作られているか
おぼろ豆腐を例に
ご紹介します。

1
大豆を洗って、水に浸す
大豆をきれいに洗って、
たっぷりの水に浸します。
一晩浸けておくと、水を吸って
2〜3倍にふくらみます。
季節によって時間調整します。

2
水を加えて、すりつぶす
しっかり水気を切ったあと、
水を注水しながら、
機械ですりつぶします。
すりつぶされたものは、
呉(ゴ)といいます。

3
呉を煮て、成分を抽出する
呉をおよそ100度で煮ます。
大豆の成分を抽出し、
加熱することで
大豆タンパクも
凝固しやすくなります。
煮上がったら、
甘い香りがしてきます。

4
豆乳とおからにわける
加熱した呉を、
豆乳とおからに分離します。
豆乳は、豆腐はもちろん
ソフトクリームにも使います。
おからはドーナツやコロッケに。

5
珠洲産天然にがりを
入れて、混ぜる
豆乳の温度を見極め、
揚げ浜式製塩と呼ばれる
400年以上前から伝わる
製塩法で作られた
天然にがりを入れて、
すばやく混ぜ合わせます。

6
静かに寝かせて固める
豆腐の種類によって、
凝固時間を調整します。
市販の豆腐の豆乳濃度
約13度に比べて、
2度程高い豆乳を
使用しています。

7
容器に入れて、冷ます
おぼろ豆腐はとても
やわらかいため、手作業で
ていねいに容器に移します。
その後、1時間30分程、
冷水でよく冷やします。
能登半島さいはて
狼煙ならではの品々
ここでしか食べられない大浜大豆。
美味しい地豆腐、スイーツの数々。
地元のお母さんが
丁寧につくった雑貨や
里山里海の幸が盛りだくさん。

おぼろ豆腐
フワッと濃厚でコクが強く地豆腐の原点です。

絹ごし豆腐
ツルンと滑らかで大浜大豆の 甘みが口の中で広がります。

木綿豆腐
しっかりとした食感と舌触り、加熱料理に適しています。

あげ豆腐
香ばしい香りと肉厚で外はカリッ、中はフワフワな食感です。

おからドーナツ
地豆腐、豆乳、おからをまるごと使った素朴なドーナツが出来上がりました。

豆乳ソフトクリーム
豆 乳の香りが広がり、甘さ控えめであっさりとしたソフトクリーム。

おからコロッケ
おからと魚のすりみなど地元食材を使用したおからコロッケ。

わらび餅
大浜大豆のきな粉をまぶした香り豊かなわらび餅。

レトロ雑貨
古き良き時代を感じさせるおばちゃん達がつくった一点物の雑貨。

海の幸、山の幸
春夏秋冬この土地ならではの加工品や海産物。
アクセス・お問い合わせ
道の駅 狼煙(のろし)
927-1441 石川県珠洲市狼煙町テ部11
(禄剛埼灯台まで徒歩10分)
電話:0768-86-2525
ファックス:0768-86-2555
営業時間:8:30〜17:00
(季節によって変更になる場合があります)
定休日:年中無休
駐車場:大型5台、普通車106台(うち身障者用1台)
設備:EV充電施設、体験施設、身障者用トイレ、ショップ
自家用車で
・JR金沢駅から…約140分
・のと里山空港から…約60分
・道の駅すずなりから…約20分
公共交通機関で
金沢駅から北陸鉄道バス珠洲特急線
「すずなり館前」下車(180分)、
北鉄奥能登バス 木の浦(狼煙経由)行き
「狼煙」下車(50分)